ブログ
なぞ解き
ブログ2016.01.05
皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年の仕事始めは”なぞ解き”からです。”金沢のかぶら寿司とかけて金箔と解く、してその心は?”
昨年の石川県は北陸新幹線で沸きに沸きました。ここ石川県の名産品の一つに”かぶら寿司”があります。冬になると蕪とブリを麹に漬ける”寿司というよりお漬物”として各家庭で親しまれているようです。家々によってかぶの代わりに大根だったり、ブリの代わりにサバやニシンが使われ庶民の味として江戸時代のころから各家庭で受け継がれているようです。
当時もブリと言えば高級魚で庶民は中々口にすることが出来ませんでした。そこで隠してでも食べたいということで、かぶにブリを挟んで漬物としてこっそりとブリを楽しんだ、これがかぶら寿司の起源と聞いております。こっそりと庶民はブリを食べていたのです。
そして石川県と言えば忘れてならない伝統工芸品に”金箔”があります。全国で生産量は断トツのナンバーワン。なぜ断トツのナンバーワンなのでしょうか。これは江戸時代に徳川幕府が金箔の生産を禁止にしたけれど、前田藩はこっそりと幕府に内緒で作り続けて来たため、数百年にわたる最高の技術が伝承されているからだそうです。こっそりと金箔を作っていたのです。
”金沢のかぶら寿司とかけて金箔と解く、してその心は?”・・・”お上には内緒で!”・・・・・今年も後味がいいようで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
※写真は分かりづらいかもしれませんが、かぶら寿司と金箔です。