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12、14、16、
ブログ2018.02.02
12、14、16、この数字がなんだかお分かりですか?単位は『日目』です。
すぐにピンと来る方、説明されて分かる方、説明されてもよく理解出来ない方、興味のない方、様々だと思います。
実はこの数字、『自然妊娠を望む方で一般的な28日~30日生理周期の方が性交渉を持つ日』とされている日取りです。興味のない方はこの項をスルーして下さい。
大げさですがこの国の将来のために大切だと思いますので、簡単に説明します。女性の生理周期で排卵日と言われている日があります、文字通り体から卵子が排出される日です。この時に精子と卵子が出会い、うまく受精することが自然妊娠では必須となります。
最近のデータではこの排卵日の2日前に性交渉を持つと妊娠する確率が高く、次に1日前でその次に排卵日当日と言われています。排卵日の性交渉の確率が低いのは意外だと思いませんか。
生理の初日を1日目として数えて28日周期の方の排卵日は約14日目となります。また精子は射精後48時間ほど生きております。その結果、データの2日前と生理周期が28日と30日に2日間の差があることを考慮して、12、14、16と言う数字が出てきます。排卵が早朝にあるか夜中にあるかは不明なので1日程度の誤差はありますが、解っていただけましたか?
そしてこの3日間の回数は”最低でも”という注文が付くようです。実は子供が欲しい男性諸氏でこの意味がよく解らないという読者の方、当院に来られましたらマッサージをしながら解りやすく説明しますので、どうぞお気軽にお越し下さい(笑)。
先日、Kさんという29歳で3歳のお子さんがいらっしゃる方が不妊治療希望で来院されました。2人目が中々出来ないとのことです。まだ早いのでは、と内心思いながら問診で生理周期をお聞きしました。スマホの画面を見ながらかなり間があって、28日~34日で平均は31日とのこと。
Kさんの生理周期の場合、いつの性交渉が妊娠される確立が高いと思いますか?との問いに、”それって2日前がいいとかっていうあれ?”そうですあれです。一般的な28~30日だと12、14、16なんですが、Kさんの場合は12、14、16、18、20なんです、手持ちのホワイトボードにこの数字を書きました。この日は最低でも頑張る日なんですよ。
施術が終わり次回の予約カードと一緒にメモ用紙をKさんに渡しました。12、14、16、18、20と書いた紙です。この紙をご主人に見せてこの5日は頑張ってね、と。出来れば生理の後と12の間に1回、20と次の生理の間に1回か2回、そうされるとご主人の活力のパワーが挙がるみたいですよ!とも付け加えました。
月に7回か8回って多いですか?それとも少ないですか?
排卵日を特定するのはクリニックで卵の大きさを診てもらうのが確実だと思いますが、最近は『排卵チェッカー』という便利な検査キットがあります。尿で妊娠検査をするのと同じ原理です。ただ商品によって、排卵日の当日から2日前とばらつきがあるようで、2日前を教えてくれる商品に人気があるようです。
さてさてまたこの12、14、16、の数字。この数字が”日本の将来を支えるうえでとっても大切な数字”、と言っても過言ではないのは、解っていただけましたか?