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中年だけどもっと早く走りたい 1
ブログ2019.04.05
私は今年47歳になります。初老とか中年とか言われる世代です。
私ぐらいの世代の方、40代・50代の方でスポーツを楽しんでいらっしゃって、そのお身体のケアも含めて当院にお越しの方がいらっしゃいます。
マラソンのTさん、水泳のNさん、バドミントンのKさん、卓球のDさん、トライアスロンのHさん、空手のNさん、・・・・・・・・・。
ケガしないようにそこそこ、という方からガチンコの本気でまだまだ現役、という方までレベルも目的も様々で、そんな方々のお身体のケアを当院では日々させていただいております。施術の内容はマッサージと鍼の併用が多いです。
そんな中でお客様から聞かれることがあります。
『もっとパフォーマンスを上げたいんだけど、トレーニングし過ぎると痛くなるしどうしたらいいかな?』
と。
遺伝的に運動に向く筋肉かどうか、日々の練習量、日々のお身体のケアの状態などいろいろな要因があり一概に言えることではないのですが、一つだけ言えることがあります。
それは『過去のいつかに、その目標の記録やスピードやパフォーマンスで動いていた時期があるかないか。』です。
これは中年以降でスポーツをされている方で、更なる向上を目指している方にとって大切なことです。
例えばAさん、大学のサークルでフルマラソンを3時間で走っていたが、社会人になってから全く走らなくなって、40歳でまた走り出したが4時間を切るのがやっと、45歳までには3時間30分を切りたい。
Bさん、学生時代から真面目に運動をしてこなかったが、35歳でマラソンを始めて40歳で4時間を切るようになった、45歳までには3時間30分を切りたい。
AさんとBさん、違いはお分かりでしょうか。Aさんは過去に3時間で走っていたことがあるため、筋力は衰えても筋肉の鞘(さや)は残っているので、頑張ればそれに近い記録で走ることが可能です。
しかしBさんはその筋肉をこれからつくらなければなりません。足の筋肉だけでなく心臓や肺活量もこれから『生まれて初めて鍛える』のです。
種目にもよりますがプロのスポーツ選手は35歳位で引退です。理由はケガが治らないからです。個人差はありますが35歳ぐらいから体力は衰えてきます。Bさんは衰えていく身体に逆行して、さらに鍛え上げようとしているのです。
2 につづく