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ギックリ腰に漢方薬注入!?
ブログ2017.05.03
先日22歳のお嬢さんがギックリ腰でいらっしゃいました。Nさんは金沢の方で、日曜日で開いている治療院が見当たらなかった、ご実家がここ加賀市、ウチのホームページをご覧になって治りそうな気がした、こんな理由わざわざ遠い金沢から来てくださいました。遠路はるばるありがとうございます。
さて治療ですが腰は手をついてやっと動ける状態でした。ベッドに仰向けで横になっていただき、手の鍼から始めました。手の鍼というのは『腰腿点(ようたいてん)』という手の甲にあるギックリ腰の特効穴と言われるツボへ鍼をします。
プスッと刺して鍼を1、2、3回上下に動かして、腰の状態を診ます。Nさん、ちょっと腰を動かしてみてください。“あれ痛くない、痛くない、えっ痛くない、マジで痛くない”。実のところここまではたまにある重症ではないギックリ腰の著効例の話。
しかしここでNさんの爆笑の一言、“えっ、今手に何か注入したんですか!?”
“注入!?”
私はニヤニヤしながら、“分かりましたか、実は今、ギックリ腰に効く漢方薬を手のここに注入したんですよ・・・”
鍼灸師が体内に注入出来るはずもそんなふざけた事を言えるはずも無く、いつもこんな簡単に治るといいのに、と『秒殺』で終わったギックリ腰の苦笑と爆笑の話でした。