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宿痾
ブログ2012.11.10
”これは宿痾やで治らんのや、アハハ”と、治療後の玄関前で笑い飛ばしてお帰りになるのは、今年86歳のSさん。この写真は、いつもの鼻眼鏡とニッコリでパシャリ。 ”こうか、これでいいんか、アハハ！？”と悪乗りのSさん。宿痾（しゅくあ）とは広辞苑には『ながい間なおらない病気。宿病。宿疾。持病。痼疾（こしつ）』と書かれています。 こんな言葉があったのに驚きでしたが、Sさんは治らないのに当院へ治療にいらっしゃる。私は治してはいけないのか、はたまた治せないのか、宿痾。”またくるゾ”と今日も帰っていかれました。
裏の木々
ブログ2012.11.04
当院は旧大聖寺川のほとりに位置しておりまして、春は桜の花吹雪、夏は新緑が太陽を遮ってくれ、秋はケヤキの梢から流れる爽やかな風、と心地よい自然を当院に届けてくれます。 これまでの季節はこの木々たちがありがたかったのですが、冬支度が始まるこの季節はどうも勝手が違うようです。お隣のT歯科医院の歯科衛生士さんは”この時期は毎朝よ”と慣れたほうき使いで落ち葉を掃いていますが、当院裏の駐車場でも朝の日課となっております。 このところ朝の冷え込みがあるので、竹箒を使っていると体が温まって朝のウォーミングアップにはちょうど良いのですが、いかんせん毎朝では、しかも大量。この冬はどんな...
招かれざる客
ブログ2012.09.11
数日前より洗濯機の調子が悪く、仕事に支障が出てきたのでメーカーの方に出張で見ていただきました。 洗濯機を分解して原因を探したところ、何と蟹が給排水の弁に挟まっていました。それで水が流れっぱなしだったようです。排水のホースは剥き出しではなく、ちゃんと管に挿してあるのですが。 旧大聖寺川から上がってきた蟹が、横歩きしているのを当院裏の駐車場で見かけたことはあったのですが、”まさか”の思いがしました。この騒ぎで蟹も泡食った思いでしょうが、これは保障外の整備で9千円頂きます、と言われた私も泡食ってしまいました。 ちょうどそこに当院の大家さんのＩさんがいらっしゃ...
胡蝶蘭
ブログ2012.08.02
開業祝に頂いた胡蝶蘭がとうとう残り一輪となりました。 この4ヶ月間、当院に彩を添え続けてくれた感謝や感慨などにふっけていた折、”ワテの近所のＫさんおるやろ、あの人に頼んだらまた綺麗に咲かしてくれるぞ”とおっしゃる当院の患者さんのＭさん。”あのひとマメなんや”とも。 早速Ｋさんにこのお話しをすると、”洋蘭の中でもこれは一番むずかしいんや”とニコニコされながらおっしゃいます。実はＫさんはこの夏、早期の胃がんで近医にて開腹手術をされる予定。いつ頃咲くんですかね？に”冬や、多分12月か1月頃”、とＫさん。ではどうぞよろしくお願いします、と厚かましくお願いしたところ、”いそが...
キウイの実
ブログ2012.06.29
当院の裏庭にキウイの古い木がありますが、今年もボコボコと実をつけているようです。”肥やしをやらんと甘もならんぞ”と鶏糞のやり方や季節が終わる秋ごろには枯れた枝を切り込んで来年に備えて、と当院の患者さんで庭いじりがお好きなＭさんにどう管理したらいいか指導を受けています。 人間の体と同じでマメに手を加えていると、長持ちして実をなり続けるようです。甘～い収穫がありましたら皆さまにさし上げますので、どうぞ健康になったお体とともにお持ち帰りください。
